株式会社ナインメディア様の事業内容の紹介
毛塚:本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。まず御社の事業内容を簡単に説明していただけますか。
小池さん:弊社の事業内容は大きく分けて二つあります。
1つ目は「デジタルマーケティング部署のアウトソーシング事業」です。これは本来企業の中にあるべきデジタルマーケティング部署をそのままアウトソーシングしていただくというサービスです。デジタルマーケティングにおける企画立案からWEBサイトの制作、集客におけるWEB広告の運用・分析、PDCAを回して収益を上げていくという部分までをワンストップで提供するサービスです。
2つ目は「送客メディア事業」です。こちらは弊社のコストでお客様のサービスサイトを構築して集客をしてコンシューマーだけを送客するという事業です。これらのサイトを自分たちのメディアとして運営しているという形になります。
(広告の改善案について議論する株式会社ナインメディア小池様と社員の皆様)
ライティングサービスの活用例
毛塚:ありがとうございます。次に弊社のライティングサービスをどのようにご活用いただいているか教えていただけますか。
松本さん:御社のサービスは主に送客メディア事業の方で利用しています。こちらはSEOを用いた集客のサイトという感じで、弊社の扱っているのは水、鍵やガラスといった駆けつけ系のコンテンツなのですが、コラム記事やサービスの説明の記事 を依頼しています。少しニッチで書きにくい内容かと思うのですが、対応していただけて助かっています。
小池さん: 補足すると僕たちは元々Web広告 を打って集客をして収益化するということをやっていたのですが、ご存知の通り競合他社が増えると広告費がどんどん上がっていってしまいます。そうすると必然的にサービスの顧客単価を上げられないと収益性が悪くなってしまうんですよね。その観点から言うと集客のコストをどんどん抑えていなかなければならならず広告だけに頼っているわけにはいかずSEOというキーワードが出て来て、そのためにはユーザーのための良質なコンテンツが必要で、そこで集客するという観点で御社のサービスを活用させていただいております。
弊社サービス導入前の課題
毛塚:弊社のサービスを導入する前にどのような課題を抱えていたのか教えていただけますか。
松本さん: 以前はクラウドサービスの利用を検討していて、実際に何回か記事の発注を行なっていました。クラウド系のサービスは1円や1.5円といった安い値段で大量に発注できるのが強みですが、品質にばらつきがあるという部分で不満を抱えていました。同じ金額でもとてもいい品質の記事が上がってくる場合もあれば日本語としておかしいという場合もありました。 ひどい場合には社内で書き直さなければならず何のために外注しているのか分からないという状態でした。
小池さん:このようなことが頻発していたため多少金額が高くなっても品質が高いライティング会社に外注しようということで以前から品質が安定していると聞いていたサイトエンジン様に依頼することにしました。
弊社サービスを利用した効果
毛塚:ありがとうございます。弊社のライティングサービスを利用して何か効果はありましたか。
松本さん: 以前、月一で鍵のコンテンツをアップしてもらっていた時に、しばらく継続的にコンテンツをアップロードした後にセッションがほぼ倍増してちゃんと更新していてよかったなと感じました。
小池さん:より具体的に数字の話をすると今回御社に依頼したプロジェクトではウェブサイトを3サイト運営しています。もともと1サイトあたり10万円くらいの売上しかなかったサイトだったのですが、御社のコンテンツを追加するだけで、最終的に3サイトで270万円近く売上が上がるようになりました。効果が出るまでに半年から1年くらいかかりましたが9.2倍程度売上が伸びました。ウェブ広告による集客は行っていないので全てSEOによる売上で、SEOも御社の制作したコンテンツをアップロードするだけでそれだけの売上が上がりました。
毛塚:そんなに効果があったんですね。貴重な情報をありがとうございます。
小池さん:それで逆に信頼できたというか、上層部からも他の案件も任せようという声が出てきました。
他社サービスの検討状況に関して
毛塚:弊社の他にも単価が高いライティング専門のサービスはあると思うのですが、他のサービスも検討されていましたか。
小池さん: はい。他社様も含めて何社か検討させていただきました。その中の一社は以前からつながりがあった会社だったのですが、実際に担当者と打ち合わせをさた際に担当者がSEOの観点からライターをコントロールしているイメージが湧かなかったので安心して任せることができないと感じました。
弊社のライティングサービスを選んだ決め手
毛塚:何社か候補があった中で最終的に弊社を選んでいただいた決め手はなんですか。
小池さん: やはりSEOの知見があるという部分です。コンテンツを作成する目的は検索順位をあげるという部分にあるので、やっぱりSEOを分かっている会社さんというのが決め手になりました。記事をライターに発注するだけなら極論人材がいればどんな会社でもできちゃうのでそこをわかった会社に発注できるというのは大きかったです。
弊社サービスを利用した感想
毛塚:実際にサービスを導入してみて感じたことや改善した方が良い点を教えていただけますか。
松本さん:正直不満という不満はありません。やはり金額は高い んですが、スピードも早いし質もいい。クラウドサービスに依頼するよりも御社に依頼する方が早いです。
毛塚:クラウドソーシングサービスの方が早いという印象がありますが遅いんですか。
小池さん:クラウドソーシングの場合は、たくさんの人に対して一気に発注をかけるのでその選別やコミュニケーションにかかる工数が増えてしまいます。結局書いてもらうまでにライターへの説明や題名の指定等に時間がかかるので相対的なスピードとしては御社の方が早いです。
毛塚:一見するとクラウドの方が早そうですが他のところに工数がかかってしまうんですね。
小池さん:品質面でいうとこちら側の工数がだいぶ下がるんです。ある程度御社に頼めばこのくらいの品質のものが上がってくるというのが分かっているので、それ前提のチェックで済むっていうのはそこの部分の工数を別の収益に生かすことができるという考えを持っているので大変助かります。
弊社サービスを利用する人に向けたアドバイス
小池さん:弊社のサービスを利用する方に向けたアドバイスがあればお願いします。
松本さん:まず何のためにやるかという目的をはっきりさせる ことが必要だと思います。次に対策しているキーワードがあったらサイトエンジンに伝えると良いと思います。そうすればサイトエンジンの方でこんな感じでどうですかとか何文字くらいあった方がいいですよねと言ったことを提案してくれます。
毛塚:ありがとうございます。弊社としても漠然と依頼されるよりもはっきりとした目的を伝えてもらった方がやりやすいです。
松本さん: 最近のクラウドサービスとかだと題名とかを指定して依頼するのが主流かと思うのですが、そういう感じではなくこういうサービスについて書いてほしいんだよね、
ここだけは外して欲しくないんだよねと言ったことを伝えてじゃあ後はよろしくお願いしますという感じで頼むのがおすすめです。 それで品質が悪かったことなんて一度もなかったですし、安心してお任せできると思います。またそういった感じの方がサイトエンジンのSEOの知見が入った状態で共起語等も入れて納品していただけるので逆に変に細かく指示しない方がいいんじゃないかなと思います。
小池さん: その通りで、僕は記事が良質かどうかは、発注側の発注の仕方で全て決まると思っています。自分たちがSEOのプロでないのであれば、細かい指示を出すよりもSEOの知見があるという部分を信頼してライターへの指示から全てお任せして書いていただいた方がいい と思います。
毛塚: 日々の業務でもライターの指示一つで記事の品質や内容が大きく変わるというのは感じています。
小池さん: 勘違いしやすい点として、発注者側はサイトエンジンがライターでサイトエンジンが書いてくれていると思いがちなのですが、サイトエンジンは書き手ではなく書き手に対するディレクション部門という認識で見てもらうと良いかと思います。
毛塚: そうですね。実際にほとんどの記事は社内で書いているわけではないので、弊社では主にライターへの指示出しと編集をやっています。
最後に
毛塚:本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。実際にライティングを利用している方の生の声を聞ける機会があまりないので新鮮でした。御社のビジネスのさらなる躍進を期待しています。
小池さん: また近々案件をお願いすることがあるかと思いますのでその際はよろしくお願いいたします。
松本さん:今後とも引き続きよろしくお願いします。
株式会社ナインメディア
(https://www.digitalchange.co.jp)
まとめ
- 広告出稿費の高騰によりWEB広告による集客に限界を感じ、SEOを使って集客を検討するようになった
- 当初は単価の安いクラウドソーシングを利用してSEO記事の作成をしていたが、品質が安定しないという問題を抱えていた
- この問題を解決するため金額が高くても品質がいい会社に依頼するという方針に変更
- 何社か検討した中でSEOに強い会社であるという部分が決めてになり弊社への外注を決定
- 弊社のサービスを利用いただいたことで、サイトへのアクセスが増えて売上が9.2倍に伸びた
- サイトエンジンはライターではなくライターのディレクション部門と捉えた方が良い
- 細かい指示を出すよりも完全にお任せで依頼するのがおすすめ
▶編集後記
「競合他社に負けないコンテンツマーケティングをしていきたい」と考えるクライアントに、より明確なアドバイス、コンテンツ制作をしていく必要があります。クライアントの顧客をより理解し、他社と差の付くオリジナリティーやクオリティーの高い記事作りを今後も心がけていきたいと思います。