サイトエンジン株式会社とGMO TECH株式会社が共催し、Webサイトで成果を出すために、WebサイトのテクニカルSEOとコンテンツマーケティングのノウハウをご紹介するセミナーを開催いたしました。
登壇者紹介
GMO TECH株式会社 プロダクトマーケティング本部 樋田 智揮
2009年に中途にてフルスピード入社後、SEOを中心としたWebコンサルティング事業に従事。その後VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)にて、アドネットワーク事業、ブランド広告主様向けのアドプラットフォームの立ち上げなどを経て、GMO TECHに参画。SEOコンサルティングによるサイト集客改善を主に担当。
GMO TECH株式会社について
GMO TECHは、SEO・MEO・WEB広告・アフィリエイト広告を活用し、WEBサービスやスマートフォンアプリ、店舗様を中心に、インターネットを活用した集客=売上最大化を実現する会社です。
HPはこちら>>>GMO TECH株式会社
サイトエンジン株式会社 代表取締役 毛塚 智彦
10年以上にわたり複数の上場企業のデジタルマーケティングコンサルタントに従事。データから改善策を見出すメディアの戦略立案を得意とする。デジタルマーケティング戦略策定、広告運用代行、多言語メディアの運用、コンテンツマーケティング、DXサポート、データ解析などを担当。
サイトエンジン株式会社について
「自己表現にテクノロジーとアイデアを」という経営理念に基づき、コンテンツ制作・デジタルマーケティングに関するコンサルティングの他、デジタル人材の採用見極めや教育支援のためのSaaSを提供している。お客様企業が将来内製化できるように支援しつつ、制作や分析を行っている。
第一部:検索上位を維持し続けるテクニカルSEOの重要性
これまでのSEOの進化
樋田:スマートフォンの普及によるモバイルに合わせたアルゴリズムの導入、画像SNSの普及に伴う画像検索技術の発展など技術の進歩に合わせてGoogle検索も進化を遂げてきました。
今後予測されるSEOトレンド
樋田:SEOに関してのトレンドをいくつか紹介します。プロダクトレビューアップデートとは商品レビューをランキングシステムに組み込む検索アルゴリズムのアップデートのことです。日本では未実施ですが今から対策しておくとよいと思います。
実際に海外の事例ではより客観的で細かい情報を掲載している記事が順位を大きく上げて、従来の順位を逆転するといった事例が出ています。
樋田:サーチコンソールに動画インデックスレポートが追加されました。登録されているページとインデックスしていないページのレポートを見ることが可能になりました。インデックスされていない原因も掲載されます。
樋田:ショート動画の有効性が高まっていくと考えられます。Googleの社員の方も言及しており、現状YouTubeなどでもショート動画に注力されています。
樋田:ユーザーエクスペリエンスの新指標としてINPという指標が設定されました。今のうちからチェックしていくことをおすすめします。
過去から普遍的にGoogleが重視しているSEOの考え方
我々は外部対策SEO、コンテンツSEO、テクニカルSEOの三つの指標があると考えています。その中でテクニカルSEOは土台となる部分になると考えています。
テクニカルSEOの重要性
Googleのキーマンとなる社員の方もテクニカルSEOの重要性について言及しています。
コンテンツSEOと合わせて対策することで成功の近道になると考えています。
SEO先進国ではコンテンツSEOが成熟しきっており、アンケートでは最も効果的な戦略としてテクニカルSEOが上位に挙げられています。
Webサイトをデパートに例えた場合、ページ=店舗、コンテンツ=商品、テクニカルSEO=インフラのようなものだと考えています。
インフラの部分を整えることでSEOの効果が発揮されることが期待できます。
テクニカルSEO施策の改善事例
樋田:実際にテクニカルSEO施策の実施から4か月弱でセッション数を大幅に増加させることができたような事例もありました。
GMO TECH株式会社のサービス紹介
SEO Dash! byGMOはSEOを成功させる三つの指標を総合的にサポートします。特に土台となるテクニカルSEO領域を重点的に施策しています。
検索エンジンのアルゴリズムアップデート等、順位変動の影響を受けにくい強固な地盤を持つWebサイトの構築を実現します。
第二部:SEOだけではないコンテンツマーケティングのリード獲得方法
サイトの成約率を高める方法
毛塚:流入のきっかけや訪問の目的・意図とページで見せる情報の組み合わせが重要だと考えています。目的や意図によって求めている情報がちがうため、それらを考慮する必要があります。
リード獲得方法のバリエーションを作る
毛塚:画像の下の方の購入に近い方は料金表などのページを提供し、上の方の興味程度の方には初心者ガイドといった情報を提供し、それぞれの興味に合わせた複数のコンテンツを作成し、コンバージョンしてもらうようにするとよいと思います。
リード獲得方法の分類
毛塚:また、別の分類方法として自社商品に興味があるのかないのか、すぐに購入したいのか検討したいのかといった軸に分けて、適切なコンバージョンポイントを使い分けることも重要です。
様々な状態の人むけのコンテンツを用意
毛塚:まとめると、まず課題認識をして、その課題に対しての解決策を模索し、その後要件定義、業者選定という流れになります。それぞれの段階で求めている情報はバラバラです。また、段階が進むごとに人数が減っていってしまうため、意思決定が長い商品、サービスは早い段階で接点を作る必要があります。
カスタマージャーニーマップの作成
毛塚:カスタマージャーニーマップを作成して購入までのステップを網羅的に把握することも重要です。注意点としてはマップ通りの順番でステップが進むことは難易度が高く、稀なので網羅的に把握するためのものだと認識しておくとよいです。
コンテンツタイプごとのおすすめ優先順位
毛塚:作成するコンテンツのタイプを紹介します。縦軸にストックとフロー、横軸に集客、コンバージョンという軸をおいています。事業内容にもよりますが基本的にはストックかつコンバージョンに貢献するコンテンツから作ることをお勧めしています。
自社に適した方法の探し方
毛塚:続いて集客方法について紹介します。伝える中身→コンテンツフォーマット→媒体→集客方法の順に決めることをおすすめしています。左からの内容を踏まえて適切なものを選択することでスムーズに決めることができ、かつ広い選択肢から選ぶことができると考えています。ポイントとしてはすべての方法を試していくのではなく、小さく初めて継続的に行うことがポイントです。
誰でもできるコンテンツの作り方
毛塚:誰でもできる書く内容の決め方は、お客様からよく聞かれることを書くということをお勧めしています。お客様からよく聞かれる事の探し方は他の部署の方などに協力してもらいコンテンツを作ることがおすすめです。他部署の方に協力してもらう体制作りができるとよいです。
役割分担する
毛塚:継続するためには役割分担して組織化することが重要です。特定の人に依存し、コンテンツマーケティングやSEOのノウハウが、その特定の人の異動などによって断絶することを防ぐために、マニュアルや教育方法などをドキュメント化する意識が大切です。
制作ルールを決める
毛塚:サイトエンジンでは分業体制を作りレギュレーションを決めているため、属人化を防ぐとともに品質を一定に保てるようにしています。
コンテンツの再利用
毛塚:制作したコンテンツを別の方法で再利用することも継続のポイントの一つです。
コンテンツマーケティング=テキストの記事だけではありません。再利用するとコンテンツの費用対効果がよいです。
サイトエンジンのサービス紹介
サイトエンジンでは記事作成、分析・サイト改善・記事リライト、調査企画・内製化支援などコンテンツマーケティングを中心としたお悩みを持つ方にアドバイスさせていただいております。ご興味ある方はぜひお問い合わせください。
今回のセミナーに参加された方への特典として、セミナー終了後のアンケートにご記入してくださった方にコンテンツ制作に関する1時間の無料相談をさせていただきました。
まとめ
第一部ではWebサイトで成果を出すためにテクニカルSEOの重要性やトレンドを、第二部ではコンテンツマーケティングを活用してリードを獲得するノウハウをご紹介いたしました。本セミナーの内容を参考にぜひ自社で活用してみてください。
セミナーのご参加お待ちしております
サイトエンジンでは、Webサイトで成果を出す秘訣をお伝えするためのセミナーを多数開催しております。セミナーでは質疑応答も受け付けておりますので、コンテンツマーケティングにご興味のある方のご参加をお待ちしております。