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Webコンテンツ品質改善チェックリスト

2021年6月25日

コンテンツの品質が低くて成果が出ないと感じている方からよくご相談いただきます。この記事では、品質を上げるには何をすればよいのか、どこから手をつけるべきなのかをチェックする方法をお伝えします。

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以下は記事を書くときの一連の流れです。上から順番に考えます。

コンテンツ改善チェックリスト

目的の策定、戦略、戦術、実行の流れがありますが、上流が間違っていると、コンテンツを執筆する段階で取り戻すことは難しいです。たとえば、会社としては伝えたいが誰も興味を持たない内容ばかりを書いてしまう、読む人はたくさん増えても売上はまったく変化しないなどの問題が発生します。

制作するテーマを決めるところで間違えていれば、どんなに上手くコンテンツを作っても成功できない可能性があるということです。つまり、上流工程のやり方を改善しない限りは解決にならないかもしれません。

  • 何を目的として制作するのか?
  • いつまでに何を達成したいのか?
  • 誰に向けて書くのか?どんなニーズを持っている人に書くのか?
  • どのようなコンセプトで情報発信するか?
  • どこで公開するか?
  • 何について書くか?
  • 体制をどうするか?
  • どれくらいのペースで制作するか?
  • SEOでどのキーワードを対象にするか?
  • どういうタイトル・構成にするか?
  • チェックをどのようにするか?
  • デザイン、見せ方をどうするか?
  • いつどのように公開するか?

何を目的として書くのか?

  • 自社が情報発信する意義、目的は何なのか
  • 読者に何をしてもらいたいのか

いつまでにどれくらいの成果を出したいのか?

  • どの数字を改善するか
  • いつまでにどれくらいを達成するか

誰に向けて書くのか?

  • どんなニーズを持っている人に書くのか
  • その人たちはどのような人が多いのか。分類するとしたら何タイプになるか
  • 1つの想定している顧客像(ペルソナ)に向けて書くのか、それとも複数か
  • 対象にする人たちはどのような行動をしているのか

どのようなコンセプトで情報発信するか?

  • 誰の、どんな課題を、どのように解決するのか
  • ほかの会社ではなく自社がやる意味はなんなのか

どこで公開するか?

  • 読んでもらいたい人たちがよく見ている場所はどこか
  • 伝えたい情報を取り扱うのに最適なコンテンツフォーマット(テキスト、動画)に適した場所なのか(Webサイト、ブログ、YouTube、Instagram、Twitterなど)

何を伝えるか?

  • 自社が保有する情報のなかで特に伝えるべきものはどれか
  • 想定読者の悩みが深いところはどこか
  • 顧客からよく質問されることは何か
  • 強みを活かせる部分はどこか

体制をどうするか?

  • 編集長を誰にするか。Webサイトを成長させた経験がある人か
  • 企画は誰がつくるか
  • 構成案(骨子)は誰がつくるか
  • 原稿を誰が書くか。テーマに詳しい専門家、文章能力に長けている人などに書いてもらえるか
  • 監修はいれるか
  • 経験のある校正・校閲担当者をいれるか

どのように制作するか

  • テキスト、動画、画像、プレゼンテーションなど、どのフォーマットでコンテンツをつくるか
  • それぞれどれくらいのペースで追加していくか
  • 制作するテーマの優先順位はきちんと定まっているか

SEOでどのキーワードを対象にするか?

  • 適切なキーワードを選べる人員がいるか、マニュアル化されているか
  • 情報の切り分け方(ページあたりの情報量や1つのページで扱うテーマの範囲)適切か
  • コンバージョンに近いキーワード、遠いキーワードを理解しているか。意図して選べているか

どういうタイトル・構成にするか?

  • タイトルや構成は読者の目的達成に適したものになっているか
  • 専門的な内容になっているか。構成を作る段階から監修者に依頼できないか
  • 取材やアンケートなどの一次情報を盛り込めないか
  • 信頼されるデータや情報などは含めることができているか
  • SEOを意識した論理構造になっているか
  • トピックの抜け漏れがないか
  • 検索されている上位のキーワードを盛り込み作成できているか

チェックをどのようにするか?

  • チェック担当者はいるか
  • 誤字脱字や文法誤りの修正以上のことができているか
  • 校正・校閲の仕組みは整備されているか
  • 外部に編集やチェックを頼むことはできないか

見せ方、デザインをどうするか?

  • そのテーマに詳しくない人が読んでも抵抗なく読めるわかりやすい文章になっているか
  • 専門的な用語が説明なく使われていないか
  • イラストや図表や写真などを追加することでわかりやすくならないか
  • 見出しや強調部分の文字サイズや装飾などは適切か
  • 表や箇条書きなどを使えないか
  • 書いた人や監修者のプロフィールを掲載できないか
  • 次にしてもらいたいことが明確になっているか

いつどのように公開するか?

  • 世の中の興味関心のトレンドとタイミングをあわせることはできないか
  • 何曜日の何時に公開するのがよいか
  • 公開したあとに拡散する方法はどうするか

影響の大きい要素を探しましょう

コンテンツの品質改善をするには、コンテンツ単体をどうするか修正していくかよりも、体制をどう構築するか、制作の業務フロー、マニュアル、レギュレーションなどの策定のほうが影響は大きいです。

なるべく影響範囲が大きい根本的な部分から改善するようにしましょう。

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毛塚 智彦

この記事を書いた人

毛塚 智彦

2006年からデジタルマーケティングを開始し、2008年にサイトエンジンを創業しました。 SEO、コンテンツマーケティングが得意です。立ち上げた直後のメディアから、数千万PVあるようなポータルサイト・ECサイトまで、幅広く関与してきました。 業務ではマニュアル作成などの仕組みづくり、事業立ち上げ、採用などを担当しています。 Twitter

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