ブログやウェブサイトの記事をライティングする際に切り離せないのが「SEO(Search Engine Optimization)」です。
今回は、検索エンジンで上位表示を目指す人のために、SEOですぐに結果が出るタイトル・ディスクリプションのリライト方法を解説します。無料で使えるGoogleサーチコンソールのデータを使って実施します。
タイトルとディスクリプションを改善する意味
「タイトル」とはコンテンツの主題を表すもの、「ディスクリプション」とは記事の内容を簡潔にまとめたものです。
それではなぜ、SEOを意識したタイトル・ディスクリプションの改善(リライト)が大切なのでしょうか。
CTRのアップが狙える
まずひとつ目に、CTR(=クリック率)の向上が狙えるということがあります。
検索エンジン上で表示されるのは、タイトルとディスクリプションの部分です。ユーザーはこの2つの部分を見て、記事を読むかどうかを判断しています。ユーザーがページの内容を把握でき、「クリックしたくなるような表現」にすることが必要です。
たとえば、「セミナー情報」を知りたい人は、タイトルとディスクリプションを見て、どのサイトをクリックするかを決めます。
上の画像は、「セミナー情報」で検索して出てきた2つの記事です。上の記事では、タイトルを見てセミナー情報だとすぐわかります。実はその下のサイトもセミナー研修の検索サイトなのですが、「「セミナー」と「研修」の違いと意味とは?」という部分の印象が強く、セミナー情報サイトであることが伝わりづらくなっています。参加するために近日開催の予定のセミナーの情報を求めている人はクリックしないと考えられます。
SEOで意識すべきこと
SEOの知識を生かしてタイトルやディスクリプションを決める際、意識したほうがいい要素は以下の3つです。
- 強み、自社がやる意義
- SEOしやすい
- SNSで拡散される
もし3つすべてが無理な場合でも、最低2つはカバーするようにしましょう。
特にSNSでの拡散力は近年すさまじいものなので、シェアしてもらうにはどんなタイトルがいいかを吟味したいところです。
リライトを行うべきページの探し方
リライトが必要なページを見つけるには、Google社が提供している「サーチコンソール」というサービスを使います。
サーチコンソールでできることはいろいろとありますが、リライトするにあたり、特に有効的なのは「URLごとのデータ」と「検索クエリごとのデータ」を確認することです。
検索クエリとは、ユーザーが検索するときに打ち込んだキーワードのことです。
サーチコンソールの見方
サーチコンソールの画面の左側に表記されている「検索パフォーマンス」をクリックすると、検索クエリやページごとのクリック数や表示回数が確認できます。
このページに表示されている「クエリ」と「ページ」を参考に、ユーザーが検索しているキーワードを、タイトルとディスクリプションに盛り込みましょう。
修正したら2週間~1カ月ほどの期間が経ってから、修正前と修正後の結果を確認して改善されたかどうかを確認します。
もしクリック率が下がっているようなら、修正前に戻す必要があります。
検索順位によってクリック率は変わるので、そちらも合わせて確認しましょう。
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