就職・転職をはじめとする「キャリア」関連記事は、人生の岐路に立つ読者に届けられるコンテンツです。その信頼性を高めることは、サイト運営サービスへの信頼を高めることに直結します。
今回は、そんな「キャリア関連」記事の執筆経験を多数持つ「国家資格キャリアコンサルタント」のライター沼田絵美さんへのインタビューです。
【経歴】
国家資格キャリアコンサルタント&フリーライター。
超氷河期時代の就活を経て人材広告会社の営業に。10年間で、数百社の採用支援を行う。
退職後は大学キャリアセンター相談員や講師、採用支援に企業採用サイトの取材・ライティングなど、かれこれ20年以上「就職・採用」界隈に関わる個人事業主。
前職での取材経験・採用コンテンツライティング経験を活かしてライター活動をはじめ、就職・転職・キャリアに関する記事を多数担当するフリーライターとしても活動中。
SEOライティングの経験を積むため、個人ブログも運営中。
【実績】
就職・転職・キャリアに関するライティング
実績例(記名記事)
>スタッフサービス派遣コラム(派遣 マイナンバー:検索1位)
派遣スタッフもマイナンバーの提出は必要?どんなことに使うの?
>みんなの就職活動日記(楽天)キャリマガ(建築 建設 志望動機:検索4位)
建設・不動産業界を目指す就活生必見!面接で聞かれる質問&回答例
>採用メディア「JOB STORY」寄稿
>マイナビおすすめナビ エキスパート(監修担当)
その他採用支援
>就職サイトの基本情報作成
>採用ホームページコンテンツ作成
>トップインタビュー
>私大キャリアセンター相談員歴8年
対面/web取材対応
企画から取材対象者へのアポ取り、取材、原稿作成まで一貫して対応可能。
実績例
>日本メディカル美容鍼協会 会員インタビュー
【Q&A】
ーそれでは、さっそくインタビューをさせていただきます。ライターとしてお仕事をされた理由、きっかけは何でしたか?
沼田さん:出産を機に退職し、これまでの経験を活かして自宅でできる仕事を考えていたところ、読んでいた雑誌で偶然「Webライター」という職業を知りチャレンジしました。もともと前職でクライアントの求人広告のキャッチコピーや求人情報を書く機会がたくさんあり、その経験も今のライターの仕事に活きています。
ーご自身の得意分野や専門について教えてください。
沼田さん:大学を卒業して入社したのが「新卒採用をメインとした求人広告媒体を扱う採用支援会社」でした。10年で数百社の採用支援をしながら、大学の就職支援にも関わってきました。
企業の採用、学生の就活両方をサポートしてきた知識と経験を評価いただき、ライターの仕事でもキャリアに関する記事ご依頼がおよそ半分を占めています。
クライアントは派遣会社や紹介会社など求人系の企業から、自社の採用のための集客を狙う事業会社、人事採用担当者がマーケットとなるシステム会社など、さまざまです。
最近増えているのが、自社HPの求人情報やマイナビなどの求人サイトで使用する求人情報のライティングです。雇用のミスマッチを防ぐため、力を入れる企業が増えているのかもしれません。
ーライターとして気をつけていることはありますか?
沼田さん:フリーライターとして、また「元広告屋」として意識していることは、「クライアントの伝えたいこと・届けたいこと」を代わりにテキストにするということです。
キャリアコンサルタントとしての「私の意見」を求められることももちろんありますが、それ以上に「クライアントが読者に何を届けたいとお考えか」ということを意識しています。そのために、できるだけクライアントのご希望・ご要望について気になることは自分で早合点せず、確認するように心がけています。
―ライターとしての仕事のクオリティを上げるために取り組んでいることがあれば教えてください。
沼田さん:国家資格キャリアコンサルタントとして継続してご依頼をいただくためには、採用マーケットの変化や採用関連法規など、情報・知識のアップデートは欠かせません。
そのために、キャリアコンサルタントとして活動している私立大学のキャリアセンター相談員としての交流の機会には積極的に参加しています。また、厚生労働省や経済産業省など関連省庁のサイトやメルマガのチェックも欠かせません。また、SNSを通じて「今」の採用マーケットの温度感には常に触れていたいです。
そのうえで、それらの知識をどのように多くの方にお届けするか。つまりSEOについての勉強にも取り組んでいます。実際に自分でWordpressでサイトを作成し、狙ったキーワードで上位表示ができるか、実験することから取り組みました。Domain Authorityを向上させるには難しい小さなサイトですが、検索結果を見てタイアップや記事依頼をいただけるまでになりました。
今や多くの企業がSEOに取り組んでいるため、結果を出すのは本当に大変ですが、常に意識していきたいと考えています。
ー国家資格キャリアコンサルタントというお仕事について、詳しくお伺いしてもよろしいですか?
沼田さん:キャリアコンサルタントは、2016年に国家資格として規定された比較的新しい国家資格です。
「仕事について考えるすべての人」を対象にして、職業選択や能力開発についての相談・助言を行う専門職として職業能力開発促進法に定められています。
とはいえ、キャリアコンサルタント以外は「仕事についての相談・助言ができない」というわけではありません。例えば会社の先輩後輩の間柄で、よく行われることですよね。
「キャリアコンサルタント」は、資格試験を取得し、5年に一度行われる更新手続きを実施しないとその名称を名乗ってはいけない、専門家にふさわしい知見と態度でいなければならないという「名称独占資格」です。
その知識を活かして、大学やハローワークの相談員として活躍するのが一般的です。キャリアコンサルティングに関する理論はもちろん、就労に関する法令や採用手法など、全般的な知識のアップデートを求められます。
まだまだ発展途上の資格ですから、その普及促進の一翼を担うためにも、さまざまな活動に取り組んでいきたいです。
ーキャリアに関するライティング以外にも、幅広く対応されていると伺いましたが…?
沼田さん:ライティングに活かせたのは、資格に関する知識だけではありません。
前職では「住宅・不動産・建設」業界を担当することが多く、大手ハウスメーカーや不動産販売会社などの採用支援を通じて業界について学びました。
そして偶然なのですが、私の父が元造園会社経営、義父が不動産会社経営、夫が宅建など関連資格を複数持っているという「プロ」に囲まれた環境であったことが活き、住宅やエクステリア、土地売買などに関する記事も多くお請けしています。
また、もともと営業を10年経験していますので、ディレクター同行ナシの取材案件も問題なくお任せいただけます。副業・複業のスタイルで企業で得た知見を社会課題に活かす活動を支援する社団法人「RESPONDERs」理事、地域密着のスモールビジネスを4店舗経営する家族従業員でもあります。
「こんな案件はだれに頼んだらいいのかな……?」と迷うようなことがありましたら、ぜひお気軽にお声をかけていただけたら嬉しいです。
ー本日は、貴重なお話をありがとうございました。
沼田さん:こちらこそ、ありがとうございました。
まとめ
キャリアに関する専門家として長い経歴をお持ちの沼田さんは、フリーライターとしても多数の実績をお持ちです。最後に、こんなメッセージをお寄せくださいました。
「キャリアは偶然の出会いで築かれていくもの。新しい分野だけれど、きっとこれまでの経験を活かせるのでは?……そんなお声がけをいただけるのも楽しみです!」
かくたまではライターと企業の新しい出会いの場づくりを応援しています!