サイトエンジンで働く橋本直矢さんのインタビュー記事です。サイトエンジンの仕事がちょっとわかる。そんな記事です。
10年間、輸入商社のEC部門の責任者として商品開発から広告運用、流通コントロールまでを経験してきました。新しいことにチャレンジしたい気持ちが強くなり、サイトエンジンに入社することを決めました。
現在はコンテンツマーケティングチームの責任者をしながら、営業としてお客様の悩みを聞いたり、アドバイスをしたりしています。私たちの仕事はお客様の悩みから始まります。うまく集客ができない、売り上げが伸びない・・・もちろん私たちができることとできないことがありますが、その悩みを解決するために尽力するのが仕事です。その手法が時にコンテンツ制作だったり、リスティングやSNS運用だったりします。
初めて、大きな出版社さんの集客を任され、コンテンツの制作や製作されるコンテンツのSEOなどのアドバイスを行っていた際に、最初はライターの方や編集の方との壁を感じていました。データを重視しすぎたり、面白い・感動する・といったエモーショナルな部分を重視しすぎてしまったり、コンテンツに何を盛り込むべきか、何から優先して取り組むべきかがよく意見として食い違いました。お互いの「読み手にとってよりよいものを作る」という姿勢が理解できてからは徐々にその壁がなくなりました。今では「データを根拠にしたエモーショナルな記事」や「エモーショナルでありながらSEOを考慮したロジカルな構成の記事」を作ることができるようになりました。
仕事に対して信用してくれたお客様が「サイトエンジンさんの仕事なら」と言って続けて発注してくれるようになる。そうやって信用を積み上げていくと、思ってもみなかったような悩みをお話してくれるようになります。それこそウェブとは全く関係のない内容だったりすることもあります。こちらの提案を信じてくれる、というだけではなく、何かあった時に頼ってくれるようになるんです。そうやって信用が信頼に変わった時に、「ああ、本当に高く評価してもらえてるんだな」って思います。
クライアントの悩みに寄り添って問題を解決するような仕事をする私たちにとって、こうして頼ってもらえるというのは本当に、最大限の評価をしていただいているんだなって思います。最近では商品開発や、人材教育など、サービスの範囲外のことまでご相談いただくほど信頼していただけることがあります。そうやって自分のしてきた仕事に対して、信頼という形で評価をしてもらえるのがこの仕事のやりがいです。
子供たちのそばで見せる「働く」ということ
クライアントとのミーティングがあるので、東京周辺にいることが多いのですが、週1~2日くらいは在宅ワークの日を設定するようにしています。
クライアントへの提案資料の作成や、効果検証などの作業日をまとめ、在宅で集中して処理しています。前職では残業が多く、帰宅が深夜になり、平日に家族と顔を合わせることがあまりありませんでした。今でも時間が遅くなることはありますが、在宅の日は家族一緒に朝食を取り、妻と子供を送り出します。昼食の際はゆっくり妻と会話をする時間が持てるようになりました。平日でも誕生日会したり…まぁ、それが一般的な会社なのかもしれないけど、それができない会社もたくさんあるわけで(笑)
仕事の時間とそうではない時間の区切りがしっかりしているし、労働時間はあまり今までと変わらなくても、家族と過ごす時間が増えました。
また、親が働いている姿を間近で子供に見せられるのも良いと思っています。仕事中は仕事用の部屋からほとんど出ず、子供もめったに仕事のスペースには入ってきませんが、集中して大切なことに取り組む姿を見せられていると思います。自分も親が真剣に働く様子を見て育ってきたので、その姿がすごく焼き付いています。子供が大きくなった時に「働く」ということに真剣に向き合えるようになってくれたらいいなと思います。
自分らしさを見せてくれる仲間と
会社を引っ張っていく立場にある限り、「日本一の〇〇」「世界一の〇〇」のような目標があった方が良いと思うのですが、根底にあるのは、自分の得意なことをちゃんと教えてくれる人とずっと一緒に働いていきたいという願望だけです。仕事を通して付き合っていると、なかなかそれを出せない人がたくさんいます。何かで評価されている人と同じことをやりたがります。同じようになりたいとそればかりになってしまうのです。でも本当はその人だからこそできることや、得意なことがあるはずです。そういったところを見せてくれる人と一緒に働いて、子供に「お父さんの会社にはこんな人がいるんだよ」って話したいと思います。もちろん、仕事以外の一芸でも良いです。いつか仕事に生かされると思っています。自分の得意な一面を見せてくれる仲間といつまでも一緒に楽しんで仕事をしていきたいと思っています。
アイディアを生み出し吟味する真面目な職場
サイトエンジンは風通しの良い職場なので、意見や新しいアイディアを出しやすい環境があります。けれどその分、新しい取り組みに対してもきちんと厳しい目を向けるプロセスができていると感じています。
数年前に在宅ワークをメインに切り替えましたが、当時ではまだ新しい取り組みでした。同じように検討され、スタートした制度もあれば、取り組むのをやめたものもあります。新しい仕組みに対して厳しい目を持つというのはしっかりと評価するということです。新しい仕組みや取り組みに対して「とりあえずやってみる」という雑な態度ではなく、また今までなかったからと言って頭から否定するような盲目的な姿勢でもありません。社員のため、クライアントのため、市場のためになることなら今までと違う考え方でも真剣に吟味して、自分たちも取り込むかどうかを考えてみる。サイトエンジンはそんな会社です。