こんにちは。
サイトエンジン株式会社で新卒・中途採用を担当している安田です!
今お仕事をされている皆さま。
会社に入ってみたら、自分が得意ではないスキルを求められた。任される仕事が簡単すぎてやりがいがない。会社の方針や仕事のやり方が、自分には合わなかった……そんな経験はありませんか?
サイトエンジンではこのような採用のミスマッチを防ぐため、選考に筆記試験を導入しています。
弊社は、筆記試験や適性試験の作成・採点ができるSaaS「ラクテス」を開発・運用しており、自社の採用試験にもこの「ラクテス」を活用しています。
「ラクテス」にご興味のある方は、こちらからご覧ください。
ただ「筆記試験」と聞くと、求職者としてはどうしてもネガティブな印象を持ってしまったり、「難しそうだから、応募するのをやめておこうかな…」と、応募へのハードルが上がったりしてしまうものです。
しかしこのような筆記試験や適性検査は、応募者・企業ともに「就職に失敗した!」と思わないために、とても大事なツールなのです。
サイトエンジンの選考フロー
サイトエンジンの選考フローは下記の通り。書類選考を通過した方に筆記試験を受験していただいています。
どうして書類選考の後なのかというと、応募者と会社の間にミスマッチがないかを早い段階で判断するためです。
採用までの間に、応募者の方には3回分の面接時間を取っていただくことになります。今の仕事を続けながら転職活動をする方にとって、平日の明るいうちに合計1時間の面接時間を作ることは、けっこう大変なものです。
その貴重な時間が無駄になってしまわないためにも、面接の時間を作っていただく前に、筆記試験で適性を見させていただいています。
サイトエンジンの筆記試験とは?
サイトエンジンで行っている筆記試験は、「論理的思考力」が問われる試験です。
例えば、以下のような問題が出されます。
100人に「犬と猫は好きですか?」という質問をした結果、「犬が好き」と答えた人が50人、「猫が好き」と答えた人が40人、「どちらも好き」と答えた人が10人いました。
この時、「どちらも好きじゃない」と答えた人は何人でしょうか。
(ちなみに、答えは20人です。)
数多くある試験科目の中でなぜ「論理的思考力」なのかというと、もちろんこれがサイトエンジンで働くにあたって大事なスキルだからです。
Webマーケティングで成長しているサイトエンジンですが、実際に働いている社員の8割以上はWebマーケティング未経験で入社しています。挑戦意欲と勉強する姿勢があれば、Webマーケティングの知識は入社後につけていっても大丈夫です。
それ以上に大事なスキルは、「相手の話をよく聞き、情報を整理して分かりやすく伝える力」です。
サイトエンジンの業務は、どの職種でもお客様や外部スタッフなどとやり取りする機会が多いです。お客様に寄り添って課題を見つけ、Webサイトなどから実際に得られたデータを分析し、お客様への報告と提案を繰り返しながら、お客様のお悩みを解決していくのが私たちの仕事です。
そのために役立つのが「論理的思考力」なのです。
「応募者」として、筆記試験を受けて思ったこと
筆記試験の連絡を受け取った時、一番に思ったことは「どうしてこういう試験があるんだろう…?」ということでした。
転職というと、学歴よりもこれまでの社会人経験の方が武器になるのではないかと思っていたので、学生時代のように試験の点数で合否を判断されてしまうということに、少しもやもやとしてしまいました。
また、試験を受ける意図も分からず、「選考から落とすために試験をしているのかな…?」と、選考へ進むモチベーションが下がってしまいました。これまでの転職活動でもたくさん試験を受けていたので、試験疲れしていたのかもしれません。
そしてご縁があり、サイトエンジンに入社となったわけですが、確かに論理的思考が大事になる仕事だなと感じました。
Webマーケティング業界には、専門用語や略語がたくさんあります。業務を行うにあたり、そういった用語の意味を自分の中できちんと理解することが必須です。そして実際に得られたデータを自分の頭に落とし込み、論理的に仮説を組み立て、根拠のある言葉で相手に伝えることができないと、お客様に信頼していただくのは難しいのだと実感しました。
「採用担当者」になってみて分かった筆記試験のメリット
採用担当者として感じる筆記試験のメリットは大きく分けて二つあります。
■一つ目:初歩的な質問を割愛できる
前職でもアルバイトの採用面接を担当していたのですが、その時は書類選考に通ると、すぐに面接でした。そのため応募者のスキルを把握するのに限界があり、面接で「エクセルはどのくらい分かりますか?」といった、初歩的な質問で時間を取られることが多かったです。
しかし筆記試験を間に挟めば、面接前にある程度のスキルが分かるので、そういった質問は省いて、別の質問に時間を使うことができます。
■二つ目:面接の質を上げられる
面接は応募者と企業がお互いをよく知る場であり、「入社したらイメージが違った」というミスマッチをなくすための場でもあります。
あらかじめ筆記試験で業務に必要なスキルの有無やそのレベルを把握できていると、そのスキルに合った質問ができると同時に、「今のスキルだと、このくらいの勉強が必要ですよ。」というように、入社した後のイメージをより詳しく応募者に伝えることができます。
筆記試験・適性検査へのイメージを変えてみよう
「応募者」→「採用担当者」と立場が変わった私は、筆記試験とは「応募者を振り落とすためのツール」ではなく、「応募者・企業ともに、求められている・求めているスキルにギャップがないかを確認するツール」ではないかと考えます。
スキルではなく性格や考えの方向性などを見る適性検査も、「この方が入社したとして、会社の方向性や所属チームに馴染めるか」という観点から、精神的なミスマッチを防ぐためのツールなのではないでしょうか。
就職活動中の皆さまも、もし筆記試験を受験する機会があったら、「この企業では、こういう考え方やスキルが求められる可能性がある」と思って、試験を受けてみてはいかがでしょうか。
新たな面からの企業研究にもなりますし、希望する職業に必要なスキルが苦手分野じゃないかを感覚として掴めると思えば、もし選考に落ちてしまったとしても、そこから見えてくる自分の姿があるかもしれません。
皆さまの就職活動が、より実のあるものとなるよう応援しております。
そして、この記事を読んで少しでもサイトエンジンに興味を持ってくださったら、どうぞお気軽にご応募ください!
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