株式会社EVERRISE様│コンテンツ制作の継続性・質・量の問題が解決

デジタルマーケティングに特化した高い技術と業務知識をお持ちの「株式会社EVERRISE」様はデータ収集から分析まで行い、お客様の課題を解決する最適なマーケティングアクションの実行を可能にする企業様です。かくたまではそのEVERRISE様のサイトに掲載されているコラム記事の企画・制作をサポートさせていただいています。

今回は創業時から一貫してデジタルマーケティング領域のシステム開発を専門されているEVERRISE様に、かくたまライティングサービスとコンテンツマーケティングに関してお話を伺いました。

2013年ごろから感じたコンテンツマーケティングの可能性

サイトエンジン:
まずはお二人のお仕事から紹介をお願いします。

岡様(写真左):
私は、FAworksというフリーランスエンジニアに案件を紹介するサービスでマーケティングを担当しています。FAworksのサイトにコンテンツを追加したり、サイト分析をしたり、ウェブディレクターに近いです。開発エンジニアにサービスの使い勝手を良くするための改良の指示もします。ディレクター兼マーケッター、そして編集長のような仕事を担当しています。サイトグロースのためのマーケティング全般を担当しています。

中川様(写真右):
EVERRISEには3つの事業領域があります。データ活用のためのプラットフォーム事業、自社と受託を含めたマーケティング領域の※SI事業、※HRに関連するサービス事業です。HR関連では、フリーエンジニア向けの案件紹介サイト「FAworks」、※SES、社内コミュニケーションツール「Goodjob!」、エンジニアの教育などに関するサービスなどに取り組んでいます。私は人事人材などにかかわるこれらのサービスを包括的に見ています。

サイトエンジン:
弊社で、コンテンツ制作や集客のアドバイスなどをさせていただいていますが、そもそもコンテンツ制作に関して外部のサービスを使ってみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

中川様:
サイトエンジンさんとはだいぶ長いお付き合いになります。2012年にベトナムに支社を立ち上げてエンジニアリングのリソースを持っていたのですが、それを日本で販売するためにマーケティングへの取り組みが必要になりました。既存の開発案件は継続的にお客様に発注を頂いていたのですが、新しいオフショア案件で新規のお客様がなかなか獲得できていませんでした。新規顧客の獲得のためにマーケティングを強化していきたいと考え、デジタルマーケティング室という部門を作りました。
しかし、サイトグロース・サイト集客のノウハウがなかったので、ベトナム支社立ち上げ時にお世話になっていたサイトエンジンさんにご相談させてもらいました。サイトエンジンさんはSEOのプロなので、集客のためにSEOやコンテンツマーケティングという領域でコンサルをしていただいたのが始まりですね。
コーポレートサイトの記事をたくさん制作し、問い合わせも増えてきたので、コンテンツマーケティングという方法を継続していこうという方針になり、FAworksでも同じように取り組むことになりました。

自社だけではなく外部の力も借りることを決意

サイトエンジン:
しばらく自社での取り組みもされたんですよね。

中川様:
そうですね。FAworksのサイトを立ち上げた時は、省エネ・低コストを前提に自分たちで行っていました。その頃、クラウドワークスやランサーズが出てきて、自分たちで管理してやってみようということになったんです。でもこれがめちゃめちゃ大変だった。

サイトエンジン:
手間がかかりすぎたとか?

中川様:
なかなかいい人がいない。いい人を捕まえたと思っても、その人の環境や生活が変わったり、その人たちに継続的に発注できない。それで結局、記事が確保できない。FAworksに関してはエンジニア向けの記事だったので、「自分たちでも書けるだろう」と思っていました。毎月一人1記事書く、と決めて取り組んでみました。

サイトエンジン:
すばらしい。

中川様:
でもダメだった。最初の一周目で「もうだめだな」って。破綻しました(笑)。諦めました。クオリティもそうだし、当時は忙しく、ライティングにかける余力が無かった。その後も、クラウドワークスや海外の記事の翻訳などにも挑戦しました。でも担当者の配置転換で同じように続けるのが難しくなってしまいました。
コンテンツマーケティングは効果があるけど、やはり管理が大変なんです。取り組みたいけど、担当者が不在になってもうここは外部に頼った方がいい、という判断になりました。それで最初にお世話になったサイトエンジンさんにFAworksをお願いすることにしました。

よりクオリティーの高いコンテンツが求められるようになった

サイトエンジン:
2013年ごろからの取り組みなので、かなり長くコンテンツマーケティングに取り組まれてますよね。長い間、コンテンツ制作を自社でされてきて、当時と今で違いを感じますか?

中川様:
取り組む会社が増えて、質の低い記事が乱立しているような時代がここ何年かありましたね。それがだいぶ変わってきています。細かい記事をたくさん作ってキーワードを拾っていくといったやり方から、1つ1つの記事で大きく集客できるように注力すべきというような流れが出来てきているように感じています。

サイトエンジン:
色々な企業が参入してきて、全体的なクオリティーが底上げされている感じですね。

岡様:
コンテンツづくりがより難しくなってきたと思っています。質の高い記事を作らなければいけなくなっていますね。自分もそうなんですが、情報量が増えて読み手のリテラシーも向上していて、読む記事を厳選するようになってきていると感じます。

ユーザーからのアクションを想像し、記事のゴールを設定する

サイトエンジン:
コンテンツを制作する場合に気を付けていることはありますか?

岡様:
自社で制作する場合は、やはり読んだ後に何かしらのアクションが欲しいので、アクションに至る道筋をなるべく想像しながら書くという点を強く考えていますね。例えば、ユーザーにサイト登録をしてもらったり、案件に応募してもらったり。あまりユーザーにアクションを求める事ばかり考えると、広告っぽさが出てしまってコンテンツマーケティングとしては難しいのですが、できるだけ意識するようにしています。記事一つ一つのゴールを考えながらというイメージです。

サイトエンジン:
外部の企業と一緒にコンテンツを制作し集客していくというのは、実際やってみてどうでしょうか。

岡様:
コンテンツ制作を最初から本当に1人だけでやっていたら、相当大変だったと思います。ノウハウを持っている企業さんにやっていただけたのでとても助かりました。継続という意味でも、量や質の意味でも全然違っていたと感じています。

より深く顧客を理解して、他社と差の付くコンテンツ作りに落とし込む

サイトエンジン:
現状の課題やサイトを今後について教えてください。

岡様:
リピーターが増えてきたという感覚があり、それをより伸ばしていくために、もう少しコラムやブログの記事から人を呼んできたいと思っています。エンジニアやフリーランスエンジニアのニーズ、つまり自分たちの顧客についてより理解した上で、それをコンテンツにすることをもう少しできるようにしていきたいですね。競合他社がたくさんある中で、どの企業も同じようにコンテンツマーケティングに力を入れてきているので、そこでよりユーザーに支持されるにはどうしたら良いのか、どうやったらより多くの人に読んでもらえるのかについて引き続き考えていきたいです。
現在社内では自分で情報を発信するという機運が高まっている気がするので、書きたい人を募ってもいいかなとは思っています。

サイトエンジン:
そうですね。クライアントさんの作るその企業独自のノウハウが込められたコンテンツは価値あるコンテンツの一つですよね。

中川様:
現状ではサイトエンジンさんに依頼することで分析やキーワードを探すのに自分たちの時間をうまく使ったり、戦略の部分により注力できるようになりました。コンテンツマーケティングは集客の1つの手段でしかないので、それ以外にやらなくてはならないことがたくさんあります。それらのことに注力するためにも今後もサイトエンジンさんにお任せしていきたいなと思います。別の部分に注力できていけばFAworksはもっと良くなると考えています。

サイトエンジン:
これからもよりよいコンテンツ作りに貢献できるように全力でサポートさせていただきます。ありがとうございました。

編集後記

「競合他社に負けないコンテンツマーケティングをしていきたい」と考えるクライアント様に、より明確なアドバイス、コンテンツ制作をしていく必要があります。クライアント様の顧客をより理解し、他社と差の付くオリジナリティーやクオリティーの高い記事作りを今後も心がけていきたいと思います。

※SI=System Integration/システムインテグレーション
企業向けの情報システム構築を行う事。複数のシステムやソフトウェア、外部サービスなどを連携させることで効率性の向上や利便性の改善を行うシステム開発などを行う。包括的に統合されたシステムを設計・開発・構築・運用・保守を行うことを指す。

※HR=Human Resource
人材・人事にかかわる事

※SES=System Engineering Service/システムエンジニアリングサービス
ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種。企業の必要とするスキルを持ったシステムエンジニアを企業側に常駐させ、技術的なサービスを提供するサービス。

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